過食症を克服した一児の母の体験記

摂食障害(過食症)になり、悩み苦しみもがいた体験を綴っていきます。

過食になる前 体重減少に歓喜

今までどんなにダイエットをしても2,3キロしか減らなかったのが、一気に減ってとても嬉しかったのを覚えています。このまま行けば普通体型になれる。このポッチャリした憎き体とおさらばできる。と期待しました。今までは本当に食欲がなく食事量が減っておりましたが、この日を境に意識的に食べることを制限するようになりました。家族は食べない私を心配して、少しでも食べるように促しますが、私はそれをうざったく思っていました。家族も精神的なもので食欲が出ないのだと理解しようとしていましたが、まさか食べないように我慢していたとは思っていなかったと思います。「食欲がない」と家族には言い続けていました。

この頃の食べる量はほんとにごく少量です。ご飯は1日で茶碗半分程度。脂っこいもの、肉、お菓子、甘いものは口にしませんでした。野菜やこんにゃくなどカロリーの低いものは食べていました。家族の作った料理も例えば肉じゃがであれば、人参、玉ねぎ、インゲン豆、糸こんにゃくなどは食べて、後の肉とじゃがいもは残すといったような。(もはや肉じゃがではない。。)お味噌汁は食べていましたが、油揚げが入っているものは口にしませんでした。天ぷらは衣をはがして一度水洗いをして油を落として食べていました。(水洗いをすれば油が少し落ちるという気になっていた(・・;))

食事制限はますます加速し、当時心療内科に通院していて、抗うつ剤を服薬していたのですが、その錠剤にもカロリーがあると思い、抗うつ剤を飲むのを辞めました。ペットボトルの水を飲みたくても、「このペットボトル母が口をつけてさっき飲んでいた、、さっき母は揚げ物食べていた。その揚げ物の油がついた唇で飲んだから、この飲み口にも油が付いてる・・・」と思って飲めなかったり、、。今考えるとそこまで思うのは異常だと感じるのですが、その時は真剣にこういったことを考えていました。