過食症を克服した一児の母の体験記

摂食障害(過食症)になり、悩み苦しみもがいた体験を綴っていきます。

過食になる前 精神的に病む

私はいわゆるイケメン好きだったと思います。彼氏ができてデートしたり、そういった憧れはありましたが、私には無理だろうと諦めていました。こんな体型じゃ私を女として見てくれる人はいないだろうなと、妄想の中で留めていました。なので、実際に男の子と接するとすごくあがってしまってどう接していいのかパニックになったり、私のこと気持ち悪いって思ってるかなとかそういったことを気にしてしまって、男性と実際に接することが苦手でした。いつしか男性が怖くなってしまいます。しかしいつか痩せて彼氏を作りたいと夢見ていました。高校卒業して私は女子大に進学します。男性が苦手でしたので、男性と関わらない女子大ということで安心していましたが、学生生活に馴染めず、大学に行かなくなってしましました。(理由はここでは載せませんが)精神的に病んでしまい、引きこもりになりました。外にも一歩も出ずずーっとベッドの上で横になっていました。何もやる気が起きず、「死にたい」とさえ思うようになりました。

私はとても周りの目を気にしてしまう人間です。今の私の表情相手に嫌な思いを与えてしまったかな?今の言葉おかしくなかったかな?私のこと気持ち悪いって思ったかな?人と接する時そういった念が渦巻いて上手く喋れなかったり、表情も固くなりぎこちなくなってしまいます。みんなは自然に喋れるのに、、人間関係に疲弊してしまっていました。食欲もなく1日何も食べないということもありましたし、お風呂にも入らない、疲れることは何もしていないのに、体がずっしり重く立ち上がっただけでクラクラしまともに歩けないという状態でした。心療内科にいき鬱と診断されました。

そんな日々の中、ある日体重を計ってみたら一気に体重が落ちていました。詳しい数字は覚えていませんが、56キロから50キロくらいに落ちていたと思います。その時、恍惚するようなとても嬉しい感情が湧きました。病んでるさなか一筋の光が見えた気がしました。その光はとても恐ろしい入口となってしまうのですが、、