過食症を克服した一児の母の体験記

摂食障害(過食症)になり、悩み苦しみもがいた体験を綴っていきます。

とうとう狂った

下剤を飲み、やがてまた苦しい腹痛が始まります。痛くて痛くてたまらなかったけど、食べた豆をなかったことにするため耐えました。何度もトイレに行きやっと落ち着いて、体重計に乗ると元の体重よりも増えていたんです。下剤を使って出しても、結局食べたものはなかったことにはできませんでした。ショックで泣いて、体重が増えたことに恐怖を覚えました。食べたら増えるんだ、、私は次の日から絶食をします。絶食で仕事をし、二日くらい何も食べなかったと思います。フラフラの状態でした。思考回路もまともではなくなって、二日くらいしてから、「また豆食べたい、、」「甘いの欲しい、、何か食べるもの、」と獣になったように台所をあさり狂ったように食べました。その時食べたものは台所にあった健康菓子です。(カロリーメ〇トやソ〇ジョイ)よく食欲のない私に手軽に栄養をとれるようにと母が買ってくれていました。いつもはカロリー〇イト一本を朝半分、昼半分しか食べません。それを一気にふた箱、ソ〇ジョイも5本くらい我を忘れて食べ、まだ足りないと冷蔵庫をあさり晩ご飯の残りをすべて食べました。お腹ははち切れそうになり、動くのもしんどいほど。もう食べきれないというところになって我にかえり、「あぁ、とうとう狂った」絶望しました。体重計に乗ってさらに絶望。あんなに苦労して減らしてきた体重がすぐに増える、、怖くて仕方ありませんでした。こんなにも狂ってしまう自分に、、。私の中に別の生き物がいて、私を暴れさせているようでした。頭に血が上り、一心不乱に思考回路は全く機能しておりません。本当に獣そのものでした。まさにこれが過食でした。