過食症を克服した一児の母の体験記

摂食障害(過食症)になり、悩み苦しみもがいた体験を綴っていきます。

かしょこの過食 大きなきっかけ

私は過食症であることを今までひた隠しにしておりましたが、周りに打ち明けました。当時付き合っていた彼氏にも打ち明けます。彼はもともとポッチャリ体型が好きな方で私の体型に文句を言うことはありませんでしたし、少しずつ落ち着くといいねと彼も私を軽蔑することはありませんでした。

そして私の体に大きな変化があります。お腹に赤ちゃんを授かりました。今愛する我が子です。私はとても嬉しかった。と同時に不安もありました。過食症を抱えながら妊婦生活を送れるのか、、、。彼は私の過食症を治すのが先。その状態で妊娠、出産、子育てなんてできるのは難しい。赤ちゃんにはかわいそうだが中絶したほうがいいと言ってきました。私はどうしても産みたい、私のところに来てくれたから、、と意見は対立します。やはり男と女考え方は違うのだなと・・。不安は多くありましたが、赤ちゃんを生む!と私は母親になる覚悟をきめました。つわりがはじまり、食欲がなくなり少し食べただけで吐くようになりました。(自己誘発ではありません)急激に太った体重は落ちていき、元に戻ったわけではないですが、少し体型もすっきりしました。妊娠=太るというイメージだったのでまさかの体重減少に驚きました。吐くこともしばしばあり、今まで指を突っ込んで無理やり吐くのではなく自然に出て行く感覚になりました。吐くことに対して嫌悪感を自分に抱いていたのが、つわりで自然な現象として吐けているということで私は落ち着きを取り戻していきました。つわりは私の過食症の症状を上回っていました。過食症を忘れる位の辛さでした。お腹で赤ちゃんを育てることはどれだけ大変なことか思い知りましたし、つわりがあったことで「私も普通の身体なんだ」と認識できました。