過食症を克服した一児の母の体験記

摂食障害(過食症)になり、悩み苦しみもがいた体験を綴っていきます。

かしょこの過食 新しい生命のため

つわりがおさまりやがて食欲も出てきます。その頃の私は栄養をとってお腹の赤ちゃんを育てようと食生活を見直すようになりました。私は実家に帰り、家族とともに生活をしました。母に栄養バランスの良い食事を作ってもらいました。実家に戻らないとこのようなサポートは受けられなかったと思います。いい選択でした。お腹の赤ちゃんを第一に考え過食嘔吐しないように心がけていましたが、、、。してはダメしてはダメと思えば思うほど我慢できなくなるのが過食です。たまに我慢できなくなって過食してしまっていました。嘔吐もしました。さすがに下剤は使用しませんでしたが。嘔吐すると子宮がキューっと締め付けられ痛くなりました。その度「赤ちゃん苦しいね。ごめんねこんなお母さんで・・・」と自己嫌悪を感じていました。赤ちゃんが生まれてきちんと育てられるのか、過食症のお母さんなんて、、と先のことに不安を感じ、その不安感から過食を引き起こしてしまったのです。

妊婦生活もあっという間に終盤に、私は切迫早産ぎみで外出禁止、家事もしてはいけないと医師に言われずっとベットの上で横になっておりました。出産1ヶ月半くらい寝たきりの生活でした。さすがにその間嘔吐する気にはなれず食べ過ぎたかなと思っても過食まではいかないくらいでおさまっていました。